当院外来看護師はお子さまとそのご家族に寄り添いサポートします。

ワクチン接種や採血、浣腸などの処置は幼いお子さまにとって不安や恐怖を伴うものです。当院では紙芝居などを活用し処置の内容をやさしくわかりやすく説明することでお子さまの心の準備を整えられるように努めています。処置後はお子さまの頑張りを大いに褒め、ご褒美も準備しています。

またご家庭においてもお子さまの病状に落ち着いて対応出来るように、必要に応じて当院オリジナルパンフレット「安心おうちケア」をお渡ししアドバイスしています。発達に特性のあるお子さまに対しても、一人ひとりの個性と状況に応じて適切なサポートを心がけています。

すべてのお子さまとご家族が「ここに来てよかった」と感じていただける医療の場を目指し日々真摯に取り組んでいます。

「とう太」は、病気の子どもを家庭で保育できない時に、保護者に代わってお預かりする「もうひとつの保育園」です。
病気の時も子どもは日々成長しています。そのかけがえのない時間を、保育士と医療職がチームで支えます。
安心してご利用いただけるよう、利用説明会も随時開催しています。

当院では、病気のとき以外でもご利用いただける「親子サロン」などのイベントを開催しています。
育児の悩みや不安について、ベテラン助産師がお話をうかがい、同じ時期に子育て中のご家族同士の交流の場にもなっています。
スタッフが企画する少人数制のイベントはアットホームで楽しいプログラムが盛りだくさんです。気分転換もかねて、ぜひお気軽にご参加ください。

当院では地域の皆さんと顔の見える関係でありたいという思いから、不定期ですがさまざまなイベントを行っています。
診察・ワクチン以外で元気な患者さんの姿を見られるのは私たちの活力です。
今後も皆さんと楽しめる企画をし、地域に根付いたクリニックでありたいと思っています。

全国的にも珍しい訪問型の巡回支援を行い、保育施設との顔の見える関係づくりを大切にしています。保育士が園児に対して「手の洗い方」「はなのかみ方」「排便習慣」を指導、看護師が園職員に「子どもの病気」に関する研修会を行い、子どもの健康を支える取り組みを実施しています。子どもを中心に、保護者・保育者・当院スタッフが連携し、切れ目のないサポートを目指しています。

1) 当院保育士と連携した予防接種への関わり〜ワクチンってなあに？を使用して〜 北島萌.病児保育研究 (10): 80-83,2019.第27回全国病児保育研究大会in大阪
2) とう太の巡回支援〜保育士による訪問指導が子どもの健康を支える〜 古澤瞳.病児保育研究 (11): 117-121, 2020.第29回全国病児保育研究大会inいわて
3) 年間を通した病児保育室利用料無償化を行って〜運営上の影響と地域との顔の見える関係作りの重要性について〜 上田達哉.病児保育研究 (13): 44-48,2022.第30回全国病児保育研究大会.WEB開催（横浜）

1) とう太の巡回支援〜看護師による園職員への支援活動〜 北島萌.第29回全国病児保育研究大会inいわて.2019.7.14-15
2) 当院における病児保育室利用に関してのアンケート調査 上田達哉.第27回日本保育保健学会inぎふ.2021.5.22-23
3) 感染対策から見逃されているオムツ〜医療者と保育者の清潔意識はズレている？〜北島萌.第28回日本保育保健学会inほっかいどう.2022.5.21-22
4) 正しい排便習慣獲得のための訪問型巡回支援を実施して〜隠れ便秘はいませんか？〜 北島萌.第32回全国病児保育研究大会inちば.2022.7.17-18
5) うさじろうストーリー〜鼻かめるようにしたいねん〜 満嶋奈々.第33回全国病児保育研究大会in鹿児島.2023.7.16-17
6) 3歳児の鼻かみ事情〜鼻かみ練習キット「鼻かみトレーニングうさじろう」を通した取組から〜 上田達哉.第34回全国病児保育研究大会in金沢.2024.7.14-15
7)アートは笑顔の原動力！専属イラストレーターに感謝を込めて. 石居千薫.第33回日本外来小児科学会年次集会.2024.9.7-8
8) 地域に根付き、共に育つ病児保育室〜みんなを繋ぐうさじろう〜 松本彩香.第35回全国病児保育研究大会in愛知.2025.7.20-21
9)鼻かみ指導の医学的有用性に関する考察〜鼻かみは中耳炎の予防に有効か〜 上田達哉.第35回全国病児保育研究大会in愛知 2025.7.20-21

病児保育室をもうひとつの保育園に 上田達哉.2023.9.25.株式会社グッドバトン（自治体向け勉強会）病児保育勉強会

保育士さんあつまれ！〜外来にとどまらずもっと地域とつながろう〜 上田達哉.第32回日本外来小児科学会ワークショップ.2023.9.9-10